ダイエットのコト

ご飯は太る?それともおかず?――「本当に痩せる」ための正しい食べ方とは

先日放送された「巷のウワサ大検証!それって実際どうなの会」では、
「太る原因は米?おかず?」というテーマが取り上げられていました。

双子の芸人さんがモニターとなり、

  • ご飯をしっかり食べておかずを控えるパターン
  • おかずをしっかり食べてご飯を控えるパターン

の2通りで、同じカロリーになるように食事を続け、
どちらがより痩せるのかを検証していましたね。

番組では「米は太るから控えるべき」という意見と、
「おかずを減らすべき」という意見が分かれ、
「結局どっちなの?」と感じた方も多かったのではないでしょうか。

ただし、実験期間が短く、おかずの内容も揚げ物中心だったため、
本当の意味で結果を判断するのは難しかった印象です。


短期間の体重変化=脂肪の増減ではありません

体重は1〜2日でも、水分量や便通の影響で簡単に変動します。
短期間の増減を“脂肪が増えた・減った”と判断してしまうのは早計です。

また、同じカロリーでも「おかずの内容」が脂質中心かどうかで、
体内での使われ方が大きく変わります。

つまり、「米が悪い」「おかずが悪い」といった単純な話ではなく、
どんなおかずを、どんなバランスで、どのくらい続けるか
という点まで見なければ、本当のダイエットとは言えません。

当店の考える「食べて痩せる」ダイエット

当店のダイエットプログラムでは、
1日3食しっかりご飯(お米)を食べていただきます。

「ご飯は太る」と思われがちですが、実はそうではありません。
炭水化物は体と脳のメイン燃料であり、
しっかりエネルギーを入れないと体は“省エネモード”に切り替わってしまいます。

ご飯の量をむやみに減らすと、次のような悪循環が起こりやすくなります。

  • エネルギー不足による疲労感・集中力低下
  • 筋肉を分解してエネルギーを作り、筋肉量が減少
  • 筋肉減少による基礎代謝の低下
  • 代謝が下がり、太りやすく・痩せにくい体質に
  • 結果的にリバウンドしやすくなる

一時的に体重が減っても、その中身が「水分や筋肉」であることが多く、
結果的には遠回りになってしまうのです。

適量のご飯を食べることで得られるメリット

  • 筋肉を守りながら脂肪を落とせる
  • 無理な空腹を防ぎ、間食を減らせる
  • 運動のパフォーマンスが上がる
  • “体重”ではなく“体脂肪”に意識を向けられる

ここが、テレビではあまり触れられなかった重要なポイントです。

“体重が減る=やせた”ではありません。
本当に大切なのは、脂肪だけを落として筋肉と代謝を守ること

その結果、

  • 見た目が引き締まる
  • リバウンドしにくい
  • 健康的に体重が落ちる

といった理想的な変化につながります。

「ご飯・たんぱく質・脂質」のバランスを整えることが鍵

私たちは「ご飯をたくさん食べましょう」と言っているわけではありません。
大切なのは、三大栄養素のバランスです。

  • ご飯(炭水化物)=動くための燃料
  • たんぱく質(肉・魚・卵・大豆など)=筋肉の材料
  • 脂質=ホルモンや細胞膜の材料(ただし摂りすぎ注意)

この3つの比率は、体型・活動量・目標によって変わります。
ここを整えずに「米か?おかずか?」だけで判断してしまうのは、とてももったいないことです。

まとめ

  • 体重の数字よりも「体の中身(筋肉・脂肪・水分)」を見ることが大切
  • ご飯を抜くより、バランスよく食べる方が代謝を守れる
  • 極端な制限ではなく、「続けられる食習慣」が最も効果的

【キュアトリエ 三島・長泉店】のダイエット指導は、
「ご飯は食べる」「代謝を守る」「無理せず続ける」が基本です。

最近、TVやSNSで「やっぱりお米は減らしたほうがいいのかな…」と迷っている方こそ、
まずは“ちゃんと食べること”から始めてみてください。

それが、健康的に美しく痩せるための第一歩です。

関連コラム